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東京広島県人会

活動報告

2018年(平成30年) 一般社団法人 東京広島県人会新春懇親パーティ開催!

2018年1月23日 開催

<2018年(平成30年)  一般社団法人 東京広島県人会新春懇親パーティ開催!>

1月23日(火)午後6時から、東京都港区の品川プリンスホテル・アネックスタワーで、一般社団法人 東京広島県人会の新春懇親パーティが開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新春懇親パーティの開会に先立ち、去年逝去された林有厚前会長を始め県人会の関係者に黙祷しました。

まず大竹美喜会長が挨拶に立ち、「新年明けましておめでとうございます。国会も開会中ですが国会議員の多くの先生方それに市町長さんを始め、これほど多くの皆さんに参加していただいたことは大きな喜びです。 昨年一般社団法人 東京広島県人会は節目となる70周年を迎え、ふるさと広島でも5月に記念懇親会を開くことが出来ました。また70周年の記念誌の発刊など皆様から多大なご支援ご協力を頂き厚く御礼を申し上げます。
今年は明治元年から150年という節目の年です。NHKでも「西郷(せご)どん」が放送されていますが、この国のあるべき姿、それに向かって進路を考える絶好の機会です。歴史をきちんと把握して隠れた資産は掘り起こす必要があり、正しく引き継いでゆくことが大事です。広島県は湯﨑知事を中心にイノベーションを考えているのですけれども、これは今後の躍進発展に大いに役立ちます、東映の岡田社長が作られた映画「北の桜守」(3月10日封切り)は近代150年の遺産を引き継いでいる様子が実感できます。
ところで昨年オックスフォード大学で企業の最高経営責任者150人にアンケートした結果、経営者の役割は変わったと言う回答が75%も有りました。これまでは株主にどれだけ利益を還元するかが重要でしたが、これからの激動の時代に会社が生き残ってゆくためには、先見の明を持って将来の見通しを立て、企業経営をしてゆくことが最も大事だという問題意識を持っているとのことです。皆様も時代の変化を敏感に受け入れて更なる発展を遂げていただきたいと思います。県人会は広島県が考えていることを最大限に支援してゆくことが役割、皆様も御一緒に広島を力強く支えていこうではありませんか。」と話されました。

 

 

 

 

 

 

 

続いて来賓の方々からの挨拶に移り、まず衆議院議員の岸田文雄自民党政務調査会長が「一昨年、去年と振り返ってみますと、一昨年はアメリカ大統領の広島訪問、カープの優勝、流行語大賞にも広島と縁の有る言葉が選ばれるなどまさに『広島イヤー』でした。去年カープはリーグ優勝しましたが、残念ながら日本シリーズに進めませんでした。またサンフレッチェは何とかJ1に残りました。さらに衆議院選挙など我慢の年だったように思います。今年は、その我慢と努力を花咲かせる1年にして広島イヤーを再現する年にしたいと思います。
広島県人会の皆様など力を合わせて素晴らし い1年にしていただきますよう心から
お願いし、また祈念申し上げます」と挨拶されました。

広島県の中下善明副知事は「昨年は県内各地の豊かな魅力と個性が輝いた1年で8ヶ月にわたり県内各地で展開した『ひろしまさとやま未来博2017』では、約1万2千人も参加していただいた。広島県は都市と自然が近く地域それぞれの魅力を高め歴史的・文化的価値を多くの皆様に知っていただくことを考えています。広島では『FISEワールドシリーズ広島』が4月に開催され、スケートボードやBMX、スポーツクライミングなどのトップ選手が参加します」と挨拶された後、民間から登用され4月から新しく広島県の教育長になる平川理恵さんが紹介されました。

広島県議会の山木靖雄議長は「昨年の広島は、リーグ連覇を成し遂げたカープの活躍が
県全体に大きな感動と賑わいをもたらし、経済効果は350億円以上とも言われています。今年は初のリーグ3連覇と34年ぶりの日本一に大いなる期待を寄せています。また今年は女子テニスのジャパンオープンやフィギュアスケートのNHK杯など県内で国際レベルのスポーツ大会が開催され、東京五輪に向けたメキシコ選手団の強化合宿も4月以降県内で順次開始される運びです。観光客の増加など経済効果や地域の活性化も期待されます。県議会としても活力ある広島の実現に向けて引き続き全力を傾注して参ります」と挨拶されました。

そして広島市の松井一實市長が「去年の12月10日、ノルウェーのオスロでのノーべル平和賞の授賞式に出席しました。国連での核兵器禁止条約の採択に尽力した『核廃棄廃絶国際キャンペーン』(ICAN)が受賞したのですが、活動に参加してきた広島の被爆者達が自分たちの体験を語り『大変な惨事を繰り返してはならないと、この10年取り組んできた』と訴えられました。世の中は色々な問題で核兵器が存在していますが、日本とノルウェーは同じような状況にあります。国連の会議ではノルウェー国王が出席して核兵器禁止条約が採択されましたが、国としてはNATOに加盟していて核兵器禁止条約には賛成できないという立場です。オスロの市長と、ノルウェーの首相とは政治的立場が違いますが、国民の平和と安全を守る立場は一緒だということです。オスロ市は核の無い世界をという市民の思いを発信する、ノルウェーという国は現実の中で理想は分かるがNATOによって国を守る、そうした点をお互いに明確に国民に説明して議論をしながら国民の安全に努力しています。この思いが実現する街づくりをやってゆかなければと思っています」と挨拶されました。

 

 

 

 

 

 

続いて去年の叙勲者が紹介された後、参加された地元経済界や国会議員、市町長、他地区の県人会代表、県人会の役員、地元議員の皆さんが紹介されました。

そして県人会の三浦惺副会長の発声で参加者全員が日本酒で乾杯し、懇親会がスタートしました。参加者はそれぞれの地区別のテーブルや会場のあちこちで挨拶を交わしたり、美味しい郷土の料理に舌鼓を打って歓談しました。

今年は子供連れのファミリーでの参加者も見られるなど、会場は暖かな雰囲気に包まれました。

しばしの歓談の後、駆けつけたカープやサンフレッチェなどスポーツ界の関係者、文化・芸術など様々な分野で活躍している方々が紹介されました。


そしてアトラクションが始まり、一番手はサックスとエレクトーンで広島を中心に活動している「大瀬戸千嶋」(大瀬戸崇・千嶋里志、広島市育ち)の演奏。迫力ある美しい音色と会場と一体となる演奏で盛り上がりました。

続いて、これまで2人組の「ひまり」として活動し、昨年からソロとなり、歌だけではなく様々な作曲活動も始めた松瀬一昭さん(尾道市因島出身)が、伸びのあるしっとりとした歌声を披露しました。
最後は昨年歌手としてメジャーデビューを果たした白鳥まゆさん(尾道市生口島出身)が、迫力ある歌声を会場に響かせました。

また広島交響楽団の今年3月の東京公演やの広島~東京の航空便増便の紹介に続いて、広島を舞台にした映画3本(ミステリー小説が原作の東映の「孤狼の血」、東広島・西条の造り酒屋を舞台にした「恋のしずく」、三原築城450年記念の「やっさだるマン」)の関係者が熱心に作品をPRしました。

そして広島県の担当者からしまなみ街道でのサイクリング大会、大崎上島の中高一貫校が紹介され、「ひろしま、宝島レディ」が観光PRを行いました。

続いて今年の新しい試みで「ダブルチャンス」とうたって、これまでのくじに加えて更にスポーツ関係者の直筆入りグッズなどが当たる抽選が行われ、終盤の会場が賑わいました。

最後に県人会の山根昌久副会長が中締めを行って懇親パーティは終了し、参加者は再会を約して名残惜しそうに会場を後にしました。

<会場点描>

<皆様、来年も是非お出かけください!!>