活動報告
令和6年 秋季 一般社団法人 東京広島県人会 役員懇親会
「令和6年 秋季 一般社団法人 東京広島県人会 役員懇親会」が10月9日(水)18時から東京ドームホテルで開催。
秋季の役員懇親会では、まず牛島 信会長の挨拶が行われた。
「会長の牛島でございます。みなさまご多忙の中、秋季役員懇親会にお越しいただきまして、大変ありがとうございます。広島からは湯﨑知事もお見えくださいまして、お忙しい中、誠にありがとうございます。中本議長は大変お忙しい立場と存じておりますが、ありがとうございます。
思いますところが、2021年10月4日に総理になられた岸田前総理のことでございまして、失われた30年の日本経済を立て直すということで大変ご活躍されたと、私は尊敬申し上げております。新型コロナ、ウクライナ進攻、ガザ・イスラエル問題、自民党政治資金問題、いろいろな難題が降りかかった3年間で終わりになったことと存じます。大変ご苦労されたのではないかと想像いたしております。私自身ですが、テレビ東京で番組を持っておりました時、岸田総理にお願いをしまして出てくださいました。そこで、これからの日本について、まだ就任されて間もない時でございましたけれども、ご抱負を語っていただきました。実は今日は16時から金森幹事長が中心となって、スタートアップの話を聞くチャンスがございまして、そういえば、岸田総理がテレビ番組の中でスタートアップが大事なんだよということをおっしゃっていた事も思い出しておりました。今日は、みなさんご存じの通り、衆議院の解散日に重なっておりまして、そういう意味ではみなさま、お忙しい上にお忙しいと存じますが、私の友人も大臣になりまして、大きな体で写真に写っておりましたけれども、日本のこれからの行く末は石破内閣にかかっていると思っております。
また何度かお話しておりますが、広島県が3年連続で転出超過人数がワースト1になっていることを聞きまして、転出超過11,409人が2位の愛知県7,408人の1.5倍で、全国で唯一、1万人を超えているというふうに承知いたしております。実は県人会としてもこの問題が話題となりまして、限られている中でも何か我々で有効な提言が出来ないかということを話しております。あるいは本日ご参加くださっている方々も私も転出超過組の1人であったのかもしれないですけれども、ぜひ県人会の方へはお越しいただいて、何か広島県のためにやるということでございます。大竹会長からも広島と東京を結びつけて何か素晴らしいことをするようにと申し使っておりましての紹介でございました。実は、東京広島県人会は広島県出身者だけではなく、広島のことを強く思う人であれば誰でも良いのではないのかということで、ぜひにと何年かがかりでお願いしまして、三菱の社長・会長をされていた杉山さん、どういう訳か子供の頃からカープファンということで世間では有名で、カープファンとしてわざわざ仕事の時間を割いて広島までお見えになるという方であれば、広島県のために何か役に立ちたいという気持ちでは我々と少しも変わらないということで入会をお願いいたしました。どうかよろしくお願いいたします。
最初にも申しましたが、スタートアップの集いを金森幹事長にお願いし、スタートアップの7社に参加していただき、この場にもいらっしゃると承知しています。広島というキーワードが役に立てるのではないかという試みでございます。ぜひみなさま、積極的にご交流頂ければと存じます。
また、私が皆様に申し上げるほどのことではありませんが、私にそんな資格はないのですが、サンフレッチェ広島はJリーグで首位、5月にドラゴンフライズはB1で優勝、広島のスポーツの多くは大活躍ということで、カープは来年こそはと申し上げなければならないところが残念ではありますが、新井監督のもと奮起して頂けるものと期待いたしております。
つたない挨拶ではございますけれども、東京広島県人会は、何か広島にゆかりのある者、広島について熱い気持ちを持っている者が、何か役に立てるのではないか、役に立ちたい、こういう集いでございます。今後ともよろしくお願いいたします。
来賓からは、湯﨑英彦広島県知事が挨拶。
本日は、東京広島県人会秋季役員懇親会を盛大に開催されますこと、心からお喜びを申し上げます。
また、本日はスタートアップ企業を応援するということで、広島からスタートアップ企業の皆様を呼んでいただいて、応援する会を催していただきまして本当にありがとうございます。いつも広島を強い気持ちで、いろいろな形で応援をしていただいていることを心から感謝を申し上げます。政策的なことで言いますと、本県では、現在、スタートアップに大変力を入れておりまして、ユニコーン10というプログラムを行っております。10年間で、10社のユニコーンを作ろうということです。アニマルスピリッツを思い切って発揮し、急成長を目指していくことが必要ということで、取り組んでいるところでございます。
その他にもいろいろな取組を県内でしておりますけれども、1つは、人的資本経営の評価です。これまでは人材育成ということで、例えば、大学院に企業から派遣する場合、年間最大400万円を助成するといったプログラムを行ったりしてきておりますが、さらに発展系として、大企業は開示が義務化されるようになりましたけれども、中小企業も積極的に開示をしていくことによって、外部に対してコミットメントしていくということと、人材確保に効果があるというところを目指して取り組んでおります。
これからおそらく今後目に見えてくるものとして、1つは、新病院の設置がございまして、宇品県病院と、JR病院、中国電力の中電病院を中心として、また、舟入病院その他のいくつかの民間病院機能の一部を統合して、1,000床規模の病院を駅前につくる計画を進めているところでございます。開業は2030年を目指しておりますので当分先になりますけれども、現在、議会で議論をいただいているところであります。
こうしたことを進めていって新しいサッカースタジアムの開業であるとか、広島市内の様々な新しい再開発も進んでおります。
福山でも駅前の整備が進みまして、駅前にあるバスターミナルを広場化するといった事業が議論されておりますし、いろいろな形で目に見えるような変化が、広島では起きているということでございます。
牛島会長から、先ほど3年連続の人口流出日本一というお話があったのですが、これは間違いでございます。何が間違いかというと、総務省が行っている統計では、実は外国との移動が入っていません。広島県の場合、外国から外国人がたくさん入ってきて、その一部が県外に転出するということがありまして、流入はカウントせずに流出だけカウントしている数が8,000人ぐらいございます。それを除くと、大体順番でいうと約20位ぐらいのところにいるのですが、総務省ではなぜか、今のような統計を発表するものですから、メディアに対しては、これは違うという説明をきちんと行っているのですが、メディアの皆さんは訂正せずに「3年連続最下位」という表現を必ず枕詞にしているので、今はそれが東京まで届いていて心配の種になっているということです。
ただ若者が、県外に非常に多く流出していることは間違いないことであります。今年度から、若者流出・人手不足対策プロジェクトというのを県庁で進めておりまして、来年度に向けて施策の議論を進めているところでございます。
本当にご報告し切れないようないろいろなことが、広島で起こっておりますので、またぜひ機会があれば、広島にもお戻りいただいて、広島の出身者は平和公園にわざわざあまり行かないと思いますが、今はG7の記念館などもありますので、こうしたところに行っていただければと思います。
改めまして、本日のご盛会をお祝い申し上げますとともに、東京広島県人会の益々のご発展と、ご出席の皆様方のご健勝、ご活躍を祈念いたしまして、挨拶に代えさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
来賓の中本隆志広島県議会議長。 県人会の大隈郁仁副会長が開催を祝い、広島の日本酒で乾杯した。
しばし歓談のひとときを楽しみ、広島弁もあちらこちらから聞こえてきてご出席の方々の交流とともに喜びの「笑顔」が会場内に広がった。
出席された国会議員の紹介。宮口治子参議院議員。
続いて県内の市長・町長の紹介。(写真左から)
入江嘉則 神石高原町長、谷川正芳 大崎上島町長、箕野博司 北広島町長、藤本悦志 安芸高田市長
各市町の代理でご出席の方はそれぞれにお名前をお呼びして、紹介。(写真左から)
松井一實 広島市長の代理で、山本雅英 広島市東京事務所長
新原芳明 呉市長の代理で、平賀英司 呉市東京事務所長
枝広直幹 福山市長の代理で、長田芳文 福山市東京事務所長
木山耕三 庄原市長の代理で、矢吹有司 庄原市副市長
地元の招待者の紹介(写真左から)
岡村 清(一社)広島県観光連盟専務理事(代理出席)
田邉 昌彦(公財)ひろしま産業振興機構副理事長
伊藤 一志 庄原商工会議所副会頭(代理出席)
他府県の県人会からの参加者の紹介(写真左から)
高舛啓次 近畿広島県人会副会長
迫 幸治 沖縄広島県人会会長
大黒伊勢夫 福岡広島県人会副会長
この後、祝電が披露された。
スタートアップ企業の方々もステージで、紹介。(写真左から)
三宅絋一郎 ナオライ株式会社 代表取締役
中野佑紀 株式会社マテリアルゲート 代表取締役
万力悠人 株式会社ウーオ 専務取締役COO
権藤悠 株式会社キーメッセージ 代表取締役CEO
岡崎純也 株式会社FAMS 代表取締役
さらに協賛品・協賛企業の紹介。
広島の蔵元の日本酒、三次市と世羅町のワイン、広島市のザ・広島ブランドが会場を賑わせました。
歓談タイムに移り、久しぶりに再会した挨拶や名刺交換が盛んに行われた。
しばらくして中央省庁から出席された方々の紹介。(写真左から)
有岡 宏 一般財団法人地方債協会理事長、
前田一浩 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社顧問、
木倉敬之 全国健康保険協会理事、荒井仁志 人事院人材局長、
中井雅之 厚生労働省大臣官房公文書監理官、
小笠原憲一 国土交通省海外プロジェクト審議官、
望月一範 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局次長、
三浦 明 デジタル庁国民向けサービスグループ次長/審議官、
古添圭介 内閣官房内閣審議官(内閣感染症危機管理統括庁)、
杉田憲英 消防団員等公務災害補償等共済資金事務局長、
竹中正博 日本郵便株式会社地方創生推進部長
続いて、一言スピーチが行われた。
ザ・広島ブランドの紹介(写真左から)山本雅英 広島市東京事務所所長、阿部智弘 広島市東京事務所主査
一般社団法人 東京広島県人会 金森貴哉幹事長より、令和7年新春懇親パーティーを1月28日(火)セルリアンタワー東急ホテルで開催予定であることを報告した。
そして一般社団法人 東京広島県人会 山根昌久副会長が中締めの挨拶をした。
参加者は笑顔で「またお会いしましょう。」と挨拶をしながら役員懇親会はお開きとなった。
「ありがとうございます。」