東京広島県人会会員の皆様へ

①爆心地鎮魂薪能～能楽ゆかりの輝ける広島再現～

現在の広島市中区大手町一丁目のあたりは、江戸期藩政時代から昭和40年（1965年）の住所表示変更まで「猿楽町」「細工町」と呼ばれ、
能楽師や囃子方、能装束や楽器類の細工師が多く住む能楽ゆかりの町でした。大正時代には広島県物産陳列館、のちの広島県産業奨励館（原爆ドーム）が建設され、
さらに賑わいをみせていきました。しかしそれらは原爆と共に跡形も無くなり、今では原爆ドームだけが当時を偲ばせています。

かつて能楽の町として栄えた「猿楽町」「細工町」。普段の生活の中で謡曲や鼓の音が聞こえていた豊かな暮らし。
確かに存在した人々の営みや歴史を後世に伝え、平和都市ヒロシマの精神を世界へ発信するため、世界遺産登録25周年でもある2021年、原爆ドームの佇む場所で薪能を上演いたします。

 

【開催概要】

◆ タイトル・「爆心地鎮魂薪能」

◆ 開催日時・2021年11月15日（月）18:00～20:00　※雨天順延

◆ 開催場所・原爆ドーム隣接地（旧猿楽町）特設能舞台　※ドーム周辺に客席はありません。

◆ 演　　目・「高砂」（約20分）／「羽衣」（約60分）　※別途解説等の映像30分程度あり。

◆ 演 能 者・喜多流大島家を中心とした能楽師

◆ 配信方法・YouTubeによる無料ライブ配信。撮影には4Kカメラを使用。

◆ 主　　催・爆心地鎮魂薪能実行委員会

◆ 協　　賛・広島市

◆ 後　　援・中国新聞社　NHK広島放送局　中国放送　広島テレビ　広島ホームテレビ　テレビ新広島　広島エフエム放送

 

【「爆心地鎮魂薪能実行委員会」について】

本事業の趣旨に賛同いただいた以下の方々を中心に実行委員会を立ち上げ開催いたします。

 

名誉会長　　　松井 一實　　（広島市長）

名誉委員長　　浅野 長孝　　（元藩主家当主）

理　事　　　　菖蒲田 清孝　（マツダ株式会社 代表取締役会長）

苅田 知英　　（中国電力株式会社 会長）

池田 晃治　　（株式会社ひろぎんホールディングス 取締役会長）

岡畠 鉄也　　（中国新聞社 代表取締役社長）

武田 龍雄　　（広島信用金庫 会長）

委員長　　　　山本 一隆　　（広島市文化協会会長）

副委員長　　 大島 政允　　（喜多流大島家当主、能楽師）

委　員　　　　大島 衣恵　　（喜多流能楽師）

島　 一秀　　（爆心直下、島病院前院長）

檜垣 智弘　　（広島市平和推進課長）

田邊 雅章　　（起案、総合プロデューサー）

事務局長　　松本　 眞　　（舞台設営、催事運営管理業）

青森 芙美　　（事務局長補佐）

 

【演能者と演目について】

演能は喜多流大島家を中心とした名人級の方々です。

喜多流は江戸時代に二代将軍徳川秀忠の強い後援を得て、それまでの四座（観世、宝生、金春、金剛）に加えて樹立した最も新しい流派です。

芸州広島浅野藩では“お家流”として重用され、時代を超えて受け継がれています。

備後福山藩ゆかりの大島家は、四代目政允を中心に五代目輝久、喜多流初の女性能楽師の衣恵が、広島を拠点に能の上演や普及活動に積極的に取り組んでいます。

 

「高砂」（後シテ（住吉明神）／大島 輝久）

「高砂や、この浦舟に帆を上げて…」の謡で有名な、古来より婚儀など慶事の場で舞い奏さ

れてきた演目です。

「羽衣」（シテ（天女）／大島 衣恵）

羽衣伝説を元にした能の代表的な演目で、流麗かつ神秘的な天女の舞が薪能の炎の明かりの

中でより一層際立ちます。

 

【ライブ配信について】

当日はYouTubeの「爆心地鎮魂薪能」チャンネルにて無料ライブ配信を行います。視聴方法は以下の通りです。

《スマートフォンで視聴》

添付の二次元バーコードをスマートフォンのカメラ機能で読み込んでいただくと、YouTubeに直接アクセスできます。

《パソコンで視聴》

YouTubeにアクセスしたのち、検索欄に「爆心地鎮魂薪能」と入力してチャンネルを検索してください。

【お問合わせ】

爆心地鎮魂薪能実行委員会　事務局

《 住　所 》〒730-0825　広島市中区光南2-21-4　㈱ステージユニオン広島 内

《 T E L 》090-5708-0873（松本）

《Eメール》takiginoh.hiroshima@gmail.com

☆以下でも情報を発信しておりますので、ぜひご覧ください。

《ホームページ  》https://takiginohhiroshima.wixsite.com/bakushinchi

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