活動報告
東京広島県人会 平成31年新春パーティー 1月23日(水)開催
2019年(平成31年)一般社団法人 東京広島県人会
『平成最後』の新春懇親パーティー開催!!
一般社団法人 東京広島県人会 平成31年新春懇親パーティーが、1月23日(水)に品川プリンスホテルで開催された。
まず、大竹美喜会長が「本年4月30日で平成は終わり、新しい元号が始まります。私は今年で80歳になりますが、経済成長期の夢にあふれた時代に比べ、平成の30年間は破壊と混乱の時代でした。平成元年は中国の天安門事件、ベルリンの壁崩壊。翌年には日本のバブル崩壊が明確になり、その後湾岸戦争が勃発し、ソ連が崩壊しました。国内では地下鉄サリン事件、大手銀行の破綻。またニューヨーク同時多発テロが発生、これが米軍のイラク攻撃へと続きました。その後リーマンショックが発生し、その対応に追われているうちに東日本大震災が発生しました。特に平成の後半は火山噴火、地震、風水害といった自然災害に日本列島が頻繁に襲われました。
新元号の始まる5月1日、新しい天皇が誕生します。何か日本そのものも生まれ変わるのではないかと胸の高鳴りを感じます。第四次産業革命が持っているポテンシャルを最大限に活用することで、AI(人工知能)やロボット、ロケットといった分野において飛躍的な技術革新が実現して、日本経済が成長し国民生活が豊かになる、繁栄の30年になるよう祈っております。
広島県におかれては4月6日、グローバル人材の育成を目的に、県立中高一貫教育の場として広島叡智学園の開校式及び入学式が挙行されます。私ども東京広島県人会では、こうした広島県の教育における先進的取り組みに対し、ふるさと納税という仕組みを活用して広島県の教育予算を資金面で支援することを先ほどの理事会で決議いたしました。今年も、東京広島県人会は地元広島の元気をいっぱい応援してゆこうと思っています。皆様のご支援、ご協力を心からお願いするとともに、本年が皆様とご家族にとり良い年となりますよう祈念したします」と挨拶された。
次に来賓の湯﨑英彦県知事が挨拶にたち、「本日は多くの皆様にお集まりいただき、有難うございます。“広島愛”あふれる皆様が東京にいらっしゃると知り、元気の出る次第です。昨年は県人会として豪雨災害へのお見舞金を頂戴し、また県人会以外の多くの人からボランティアや義援金を頂き心から感謝いたします。大きな災害に見舞われ、いまだに被災された方もおり、再建に向かって頑張っておられます。一方で日常生活が戻っている方もおられ、経済のほうも回復しています。広島の経済は緩やかに拡大と言われており皆様のご協力のおかげであります。
また昨年は素晴らしい年でもありました。様々なスポーツ、フィギュアスケートHK杯が広島市で開催されて紀平選手が初めて優勝され、彼女の姿も見ることが出来ました。またアーバンスポーツ、生涯のある方のレースなどがあり、素晴らしい1年でした。
県としましては、『創造的復興』として、災害以前の姿に戻すのではなく、さらに高みを目指してゆく、ピンチをチャンスに変える、“見せちゃれ広島の底力!”として取り組んでゆきます。スポーツはカープが四連覇、今年こそ日本一、去年日本一になれなかったのは今年のためであると。またサンフレッチェも優勝して、今年こそ赤紫のパレードが見たいです。
東京から応援頂き、広島にも戻ってきてください。是非叡智学園も見に行ってください。素晴らしい施設が出来ております。皆様にはふるさとに一度足を伸ばしていただきたい。最後に、県人会のますますの発展をお祈りします」と話をされた。
そして忙しい中駆けつけられた自由民主党政務調査会長の岸田文雄衆議院議員が、「昨年広島では大きな災害が起き、大きな被害が発生しました。県人会の皆様のお力添えもありまして、復旧・復興が進められていますが、まだまだ道半ばです。
いまだに苦しんでおられる方も大勢居られます。災害は忘れたころににやってくるのではなくて、息つく暇もなくやってくるという時代です。新たなリスクにしっかり備えて 、安心安全な1年を過ごしたいものです。
今年は平成に続く新しい時代が始まります。先ほど大竹会長は、『平成の時代、世界は随分変わった』と話をされましたが、30年前と比べて、広島の街も大きく変わりました。平成元年は原爆ドームや厳島神社は世界遺産に指定されていませんでした。広島アジア大会も開催される前でした。
昨年外国から3000万人の観光客が日本を訪れたと報道されていますが、広島県では243万人でした。30年前は日本全国で外国人観光客は298万人。今の広島県とほぼ変わらない、そんな時代だったわけです。
本当に30年間、広島、日本は大きく変わりました。そう考えますと、これから来る新しい時代は我々の想像以上に大きな変化をもたらすのではないかと思います。新しい時代が是非我々にとって希望に満ちた時代であることを心から願いたいと思いますし、そのスタートダッシュをきる今年、皆様に取りまして実り多い1年でありますことを心からご祈念申し上げます」と挨拶された。
また広島県議会の山木靖雄議長が「東京広島県人会の皆様には、故郷広島に対する常に変わらぬご厚誼のもと、県の発展に多大なるご尽力をいただいており、心から感謝を申し上げます。
とりわけ、昨年7月の豪雨災害では、多くの皆様に多大なるご支援を頂きましたこと、この場をお借りして厚く御礼を申し上げる次第であります。
昨年球団史上初となるリーグ三連覇を果たしたカープの活躍は、被災者を始め多くの県民を元気付け、本県に大きな経済効果、雇用効果をもたらしました。また東京オリンピックに向けたメキシコ選手団の合宿が県内各地で行われ、都市型スポーツの世界大会FISEが初めて広島市で開催されるなど、スポーツを身近に感じることの出来た1年でありました。
今年もFISEが広島市で開催されるほか、浅野氏の広島入城400年、水野氏の福山藩入封400年という節目の年を迎え各種記念事業が行われることから、観光客の増加が期待されるところであります。
県議会におきましても活力ある郷土広島の実現に向けて、引き続き全力傾注してまいる所存でありますので、各界で語活躍の皆様方にもおかれましても、相変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。東京広島県人会のますますの発展と皆様にとり、今年1年が幸多き年となりますことを祈念いたします」と挨拶された。
そして広島市の松井一實市長が「皆様方には日ごろから県内23の市町の行政推進にご協力を賜っておりますことに感謝申し上げます。そして昨年7月の豪雨災害につきましては、様々な形で多くの皆様からご支援いただいたことをこの場をお借りして御礼申し上げたいと思います。
さて、今年は選挙イヤーです。当事者としては、これを「イヤーな年」だと思ってはいけません、負けます。今日のこの会場は、男の方が多いのですが、選挙は女性の方が重要じゃないかと思うのです。女性の方にもっともっと愛される姿勢で物事をやってゆかなければいけないんじゃないかなと思います。これからの街づくり、どういう風に進めるか、その最後の年でありますけれども、全力疾走で突き進む街づくりのスローガンとして『女性感動』の郷土づくり。『じょ』『せい』『かん』『どう』、手段方法も取り込んでいます。『共』をつけると、『共助』『共生』の街づくり。『感動』は『共感』『共同』の街づくり。激変の平成時代を乗り越えて、共助の精神、平和の精神を醸し出す地域づくりをやってゆくことが、これからのサステナブルな持続可能な世界作りにも役立つ、こういった街づくりを目指したいと思っています。県民、市民をはじめ、協力を得られる皆様方の活躍、とりわけ様々な分野で活躍されている女性の力を借りなければいけないというふうに思っております。
県人会の皆様方には今後とも必要なところに必要な支援を出すということ引き続きやっていただくことを切に希望いたします」と話された。
以上の来賓挨拶に続いて各出席者が紹介された。まず経済界からは広島県商工会連合会の石井正朗専務理事、呉商工会議所の神津善三朗会頭、公益財団法人ひろしま産業振興機構の寄谷純治副理事長、一般社団法人広島観光連盟の梅木敏明専務理事。
また、衆議院からは受け付け順に、岸田文雄議員、小林史明議員、平口洋議員、佐藤公治議員、森山浩行議員、参議院からは溝手顕正議員、熊野正士議員、井上哲士議員、山本香苗議員、新谷正義議員が紹介された。
続いて県内の市長、町長の皆さん。松井一實広島市長、新原芳明呉市長、今榮敏彦竹原市長、天満祥典三原市長、平谷祐宏尾道市長、枝廣直幹福山市長、小野申人府中町長、増田和俊三次市長、入山欣郎大竹市長、多田稔東広島副市長、眞野勝弘廿日市市長、浜田一義安芸高田市長、明岳周作江田島市長。続いて西田祐三海田町長、三村裕史熊野町長、吉田隆行坂町長、小坂眞治安芸太田町長、箕野博司北広島町長、高田幸典大崎上島町長、奥田正和世羅町長、入江嘉則神石高原町長の方々が紹介された。
さらに他の地区県人会からは、京都広島県人会の小島健治副会長、近畿広島県人会の立岩文夫会長、高舛啓次副会長、ふくおか広島県人会の大黒伊勢夫副会長、沖縄広島県人会の迫幸治会長が紹介された。
そして改めて東京広島県人会の役員の紹介。大竹美喜会長、保田博副会長、児玉幸治副会長、三浦惺副会長、松尾康二副会長、角廣勲副会長、山根昌久副会長が壇上で紹介された。さらに広島市議会から永田雅紀議長、今田良治副議長も。
このあと三浦副会長が、郷土広島の日本酒を高く掲げて乾杯をして懇親パーティがスタート、会場のあちこちで懇談や名刺交換などが賑やかに始まった。
しばし親密な懇談が続いた後、各界で活躍する関係者が紹介された。
まずはスポーツ界から、広島東洋カープの松田一宏代表取締役常務・オーナー代行、緒方孝市監督、サンフレッチェ広島の山本拓也代表取締役社長、広島ドラゴンフライズの坂本太樹代表取締役会長、浦伸嘉代表取締役社長が登壇した。続いて、広島の武家茶道、上田宗箇流の上田宗冏御家元、広島交響楽協会の東谷法文理事長、女優の東ちづるさん、ヴィオラ奏者の沖田孝司さん、落語家の柳家福治さん、柳亭左楽さん、トライアスリートの福元哲郎さんが紹介され、代表して東ちづるさんが挨拶された。
アトラクションに移り、広島出身で宮島観光大使をを努める歌手の「Maco」(まこ)さんが歌声を披露したのに続いて、呉市出身で世界各地でハンドパンの演奏をしている峯モトタカオさんが優しい音色を響かせた。
本場所中で遅くなったものの高田川勝己親方も駆けつけ登壇して挨拶された。
そして参加している広島市東京事務所から「広島ブランド」について、呉市からはゆるきゃらの「呉氏」と職員がPRした。広島大学からは、昨年のNHK紅白歌合戦に出場したグローバルけん玉ネットワークの窪田保代表理事が自慢の「けん玉」を披露した。また作曲家でエリザベート音楽大学の伴谷晃二名誉教授が神楽とオーケストラの競演などの発信について説明した。
そしてANAとJALから広島~羽田間の航空便が紹介された。さらに宝しまレディの島末彩加さんが広島の観光をPRした後、スポーツ選手のグッズなどが当たるダブルチャンス抽選会が行われ、会場が賑わった。
最後に東京広島県人会の松尾康二副会長が中締めの挨拶をして、“平成最後”の新春懇親パーティが幕を閉じた。