活動報告
2020年(令和2年)一般社団法人 東京広島県人会 『令和最初』の新春懇親パーティー開催!!
『令和最初』の新春懇親パーティー開催!!
一般社団法人 東京広島県人会 令和2年新春懇親パーティーが、1月22日(水)に品川プリンスホテルで開催された。
司会は呉市生まれ、NHK末田正雄アナウンサー。
大竹美喜会長が「本年2020年は新しい節目の年、2度目の東京オリンピックの年でございます。オリンピックといえば、安倍首相の施政方針演説で五輪エピソードとしてお述べになられておりますが、ここで、改めて私からも地元ゆかりのお二人の名前を述べさせていただきます。最初に、三次市で誕生された1945(昭和20)年8月6日、原爆が投下された日生まれの坂井義則さん、早大1年の19才で東京オリンピック聖火リレーの最終ランナーとして炬火台に火を点じました。二人目は岸信介さんの後任で当時内閣総理大臣でした忠海出身の池田勇人さんです。所得倍増計画を引っ提げて組閣し、その後の高度成長の礎を築きました。1964(昭和39)年、エポックメーキングな年となりました戦後日本は、経済中心の国家主義を追求し、世界の一流国となりました。
本年は、その時とは違った意味でのエポックメーキングの年になるものと期待しています。今から40年前、私が最も尊敬してやまない大平正芳内閣総理大臣(1979~80)は、施政方針演説で経済中心の時代から文化重視の時代に至ったと述べられております。経済力で世界のトップを目指すのではなく、文化や学問といった無形の資産を含めたトータルな人間力を高めていく社会の実現を目指すということです。1983~4年に放送された、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」ですが、最高視聴率は62.9%と記憶しています。幼いおしんが家族を思い、困難を乗り越え、懸命に生きる姿に共感いたしました。68ヶ国・地域で放送されました。脚本家の橋田壽賀子さんがわが社にお出でくださり、対談した折にお聞きした話ですが、「大平総理は『私が演説しても影響はしれている。橋田さんが脚本を書けば国民は動かせる。』と申されたのでテレビドラマ「おしん」はできたのだ」とのことでした。
それを実現されているのが湯﨑英彦県知事だと思います。昨年はモデル校、叡智学園(公立の中高一貫校)をオープンされ、来年4月に叡啓大学を開学されます。いずれこの改革の考え方は全県下に普及することでしょう。この構想力と決断力、実行力は国に先駆けておられ、大いに賛同し支援を惜しまぬ覚悟です。不透明で変化の激しい世界の中で、マクロ的観点を踏まえて対処しうる力を持った人材育成、この無形資産を育てることが大切だと思います。社会の様々なカテゴリーの選択問題重視ということです。人を束ねる社会を呼び戻すことが重要です。私の友人で元検事総長を務められた原田明夫さんが数年前他界されたのですが、「日本人のバックボーン、昔は武士道という言葉だったが今は時代錯誤だろう。替わるものとしては市民道というべきだろう。この言葉を全国民に広めてほしい。」と私に遺言を残されたのです。現在努力中です。1.明治維新の近代化、2.戦後の復興、人類史上極めて稀なケースですが3、今回3回目の飛躍をはかることは不可能ではなく、それが必要とされる時期ではないでしょうか。
本年が新しいスタートの年となりますことを期待すると共に、皆様方にとっても良い年となりますようにお祈り申しあげます」と挨拶された。
次に来賓の湯﨑英彦県知事が挨拶にたち、「広島県の昨年から来年にかけての出来事について、4月に叡智学園(中高一貫校)が大崎上島で開校。陶芸家・今井政之さんへ名誉県民を贈らせていただきました。7月は経済産業省から、山田 仁副知事が就任。10月は叡啓大学(来年開校予定)の認可申請を行ないました。11月はしまなみ海道サイクリングルートがナショナルサイクルルートとして、第1号の認定を受けました。同じく11月には、ローマ教皇に38年ぶりに訪れていただき,核兵器廃絶等の平和に向けてのメッセージをいただきました。昨年は、浅野氏入城と水野氏入封の400年であり、今の広島,福山の礎を築いていただいたことの歴史について、県民が思いを寄せることができました。
「ひろしまはなのわ2020」が3月から11月にかけて県内各地において開催されます。メイン会場は旧市民球場跡地になります。オリンピック、パラリンピック開催におけるメキシコ選手団が広島でキャンプを行ないます。オリンピック26競技、パラリンピック5競技となっています。日本の選手とともにメキシコの応援をしていただきたいと思います。バスケットボール「ドラゴンフライズ」が28勝6敗でBリーグ1位を突き進んでいます。上位リーグへの昇格を期待し、皆さんにも応援をお願いいたします。
デジタルトランスフォーメーションについて、新たな県の総合計画を策定する予定としています。「スーパースマート広島県」と言ってます。日本語で言うと「超賢い広島県」を目指して頑張るので、皆さんのご理解ご協力ご支援をお願いいたします。
被爆75年について、今年、被爆75年を迎えます。広島市と合わせて様々な平和に関する行事を進めていく予定としています。皆様のご支援ご協力とともに平和のメッセージを広げていただきたいと思います。
県人会の提携について、先程、広島県人会とホノルル広島県人会において姉妹提携を締結しました。県人会同士の提携は初めてであり、皆さんの力で広島県の支援の輪を世界に広げていただけることに感謝申し上げます」と話をされた。
そして忙しい中駆けつけられた自由民主党政務調査会長の岸田文雄衆議院議員からご祝辞をいただいた。
広島県議会の中本隆志議長からのご祝辞。
広島市の松井一實市長からのご祝辞。
広島県人会とホノルル広島県人会において姉妹提携を締結した。
ホノルル広島県人会会長のウェイン・ミヤオ様。
来賓挨拶に続いて、本会会員の中から栄えある叙勲の栄誉に浴された方のご紹介。
旭日重光章を受章されました林 正夫様。瑞宝中授章を受章されました宮田年耕様。
各出席者が紹介され、衆議院からは、岸田文雄議員、畦元将吾議員、国光あやの議員、小島敏文議員、小林史明議員、佐藤公治議員、新谷正義議員、平口洋議員、参議院からは井上哲士議員、熊野正士議員、塩村あやか議員、森本真治議員が紹介された。
続いて県内の市長、町長の皆さん。松井一實広島市長、新原芳明呉市長、今榮敏彦竹原市長、天満祥典三原市長、平谷祐宏尾道市長、枝廣直幹福山市長、小野申人府中市長、福岡誠志三次市長、木山耕三庄原市長、入山欣郎大竹市長、松本太郎廿日市市長、浜田一義安芸高田市長、明岳周作江田島市長。続いて西田祐三海田町長、三村裕史熊野町長、吉田隆行坂町長、小坂眞治安芸太田町長、箕野博司北広島町長、高田幸典大崎上島町長、奥田正和世羅町長、入江嘉則神石高原町長の方々が紹介された。
さらに、他の地区県人会からは、近畿広島県人会の立岩文夫会長、中部広島県人会の増田卓司会長、ふくおか広島県人会の大黒伊勢夫副会長、沖縄広島県人会の迫幸治会長が紹介された。
そして改めて東京広島県人会の役員の紹介。大竹美喜会長、保田博副会長、児玉幸治副会長、三浦惺副会長、角廣勲副会長、山根昌久副会長、小丸成洋副会長、住川雅洋副会長、牛島信副会長、宮田年耕副会長、小飼雅道副会長が壇上で紹介された。
さらに広島県議会から児玉浩副議長、広島市議会から山田春男議長、八條範彦副議長、 廿日市市議会佐々木雄三議長のお名前も紹介された。
そして小丸成洋副会長が郷土広島の日本酒を高く掲げて乾杯をして懇親パーティーがスタート、会場のあちこちで懇談や名刺交換などが賑やかに始まった。
しばし親密な懇談が続いた後、各界で活躍する関係者が紹介された。
まずはスポーツ界から、広島東洋カープの松田一宏代表取締役常務・オーナー代行、佐々岡真司監督、サンフレッチェ広島の仙田信吾代表取締役社長、広島ドラゴンフライズの浦伸嘉代表取締役社長が登壇した。
続いて、広島の武家茶道・上田宗箇流の上田宗冏御家元、広島交響楽協会の東谷法文理事長、ヴィオラ奏者の沖田孝司さん、女優の東ちづるさん、映画監督の諏訪敦彦さん、スポーツライターの吉田貴志さん、ピアニストの松永貴志さん、棋士の片上大輔さん、俳優の和泉崇司さん、シンガーソングライターの松瀬一昭さん、落語家の柳家福治さん、トライアスリートの福元哲郎さん、高田川親方・元関脇の安芸乃島勝巳さんがご紹介。さらに、元関脇の高見山・渡辺大五郎さんが紹介された。
令和にちなみ和(わ)の演奏を広島出身で正派邦楽会師範ををつとめる新見雅晃さん、二十五弦箏と薩摩琵琶の演奏をされる多田彩子さんが筝を共演した。
曲目は「春の寿ぎ」(はるのことほぎ)
広島出身で2016年のミュンヘン国際音楽コンクールや2019年仙台国際コンクールで受賞された若手ヴァイオリニストの北田千尋さんが美しい音色を響かせた。
曲目はバッハ:無伴奏ヴァイオリン ソナタ第3番よりラルゴ、アレグロアッサイ
そして、映画「風の電話」、「彼女は夢で踊る」のPR。群馬県の「広島を語る会」のご案内。広島市東京事務所から「広島ブランド」、呉市からはゆるきゃらの「呉氏」と職員がPRした。そしてANAとJALから広島~羽田間の航空便が紹介された。さらに、宝しまレディの井上さくらさんと島末彩加さんが広島の観光をPRした。
スポーツ選手のグッズなどが当たるダブルチャンス抽選会が行われ、会場が賑わった。
最後に東京広島県人会の小飼雅道副会長が中締めの挨拶をして、“令和最初”の新春懇親パーティが幕を閉じた。