活動報告
令和5年 一般社団法人 東京広島県人会春季役員懇親会
「令和5年 春季 一般社団法人 東京広島県人会 役員懇親会」が5月29日(月)18時から東京ドームホテルで開催。
春季では4年ぶりとなった懇親会では、まず牛島 信会長の挨拶が行われた。
「本日はご多忙のところ、一般社団法人 東京広島県人会の春季役員懇親会にご出席いただき有難うございます。5月8日にコロナが5類に移行され、政府の一律外出自粛要請がなくなり、こうして皆様と同じ会場で話ができる環境になったことをうれしく思います。ぜひ、美味しい食事と広島からのお酒をご堪能下さい。日本酒もワインも広島産です。
先日、5月19日から21日まで、広島でG7が開催され、広島が世界に発信されました。そのリーダーが原爆資料館に集ったこと、訪ねられたこと、これは歴史的な偉大なことを岸田総理は行われたと心から思っております。広島出身の総理として、ライフワークのひとつであることを伺っておりましたが、ついにそういったことができたなと思っております。
外務省のホームページをみますと、お土産の蒔絵グラスは広島出身の七代金城一国斎の作品と呉市発祥のセーラー万年筆が選ばれています。食材は、瀬戸内海の海産物や比婆牛、そして、パートナーズプログラムでは、岸田総理の裕子夫人の先導で、今日ご出席の、上田宗箇流(うえだそうこりゅう)上田宗冏(うえだそうけい)家元によるお点前が披露され、また有本様のご親族が作られている宮島ビールがふるまわれたようです。
広島には、まだまだ多くの魅力ある人とモノがあふれていることを、実感できた3日間だったのではないでしょうか。
G7については、ご来賓でお越しいただいている湯﨑知事、中本議長からお話を聞かせて頂けるものと思いますので、この辺りで話題を変えさせていただきます。
東京広島県人会では、広島と東京の距離を縮めるために、今年は各種イベントを開催しております。第1弾として、新井新監督のもとで躍動が期待されますカープを応援しようということで、4月1日神宮球場に100人、5月13日はここ東京ドームで70人が集まりました。残念ながら勝ちにはつながりませんでしたが、マツダ・スタジアム並みの応援ムードを持ち込んでおります。今後も、6月にはサッカーのサンフレッチェ広島、7月と9月にはカープ応援企画を組んでおります。
また、現在企業間交流を計画中です。さらには、一般会員交流会および同窓会とのコラボレーションなど、皆様に楽しんでもらえる企画が盛りだくさんですので、大いに期待して頂ければと思います。
最後になりますが、東京広島県人会を今後ますます発展させていくためには、皆様のご理解とご支援が欠かせません。そんな中、本日は、多くの自治体の方々にご協力を頂いております。中でも、広島県、広島市、呉市、福山市の東京事務所からは総勢15人を超えるご協力を頂いておりますので、のちほど皆様にご紹介させていただきます。楽しみにお待ちください。
本日は、東京からも広島からも、大勢の方々にご出席いただき有難うございます。ぜひ、交流の輪をますます広げていただければと思います。後をお願いして、会長の挨拶にさせていただきます。」
来賓からは、はじめに湯﨑英彦広島県知事が挨拶。
「皆様こんばんは。広島県知事湯﨑英彦でございます。
本日は東京広島県人会役員懇親会であるにも関わらずたくさんの方にお集まりいただき本当に素晴らしい広島愛をひしひしと感じながらお祝い申し上げたいと思います。
ようやくコロナが落ち着いてきてこうやって多くの皆様が本当に心置きなく交流できるということでよかったなと思っております。
私のお役目として広島の近況報告をさせていただくということで、牛島会長からもありましたようにG7サミットのご報告をしなければいけないのだろうと思います。
先ほど会長がおっしゃったように歴史的なサミットであったと思います。
今の時代の大きな転換点にあると思いますけど、その中においても非常に重要な転換の一つに後々語られるようになるようなものだったと思います。
それを作られたのは皆様で、我々はそれをお支えする立場だったわけです。
G7サミットがどういったものか想像しにくいかもしれませんが、その前に外務大臣会合というのがありまして、6、7年前になりますがあの時は岸田外務大臣で、その時の外相会合の予算がいくらくらいかというと5億円でした。
今回のG7首脳会合の外務省予算は,約260億円、広島県の負担が約110億円、広島市が約36億円、国のその他の予算も合わせて全部で約550億円。つまりそれくらい大きな会議であります。
警察官2万4千人、消防士1,700人、海上保安庁も千人くらいで広島に100隻船を集めて、自衛隊もたくさん船を出して、そういう警備体制を組んで、39万食のお弁当を提供し、30万を超える部屋を提供した巨大な会議であります。
これがうまくいったということは,我々地元として素晴らしいものができたと思います。
そして、採用された色んな県産品もすごい数になっています。
日本酒の広島県産品の提供は8割で、ワインは半分くらい、使える食材も全県的に使っていただきました。
そして、G7サミットの中身ですが、広島ビジョンというものを発しまして、今、世界でロシアが核兵器の脅威をちらつかせている中で、日本国内においても核抑止を強化しなければならない、核脅威をするべきじゃないかという議論が出ている中で、いや、核兵器を強化しようという道ではなく廃絶しなければいけないという道を選ぼうということをG7首脳と確認しあったというのは本当に大きな意味があると思っています。
大統領一人呼ぶのも大変ですが、慰霊碑に行って、資料館に行って、被爆の実相に触れて、小倉桂子さんに証言していただいて、こんなことはもう今後歴史上おそらくないと思いますし、これまでもありませんでした。
これをまた次にどう活かしていくのかというのが国としての責任ももちろんありますし、我々地元広島としての責任もあると思っております。
これは平和のメッセージをさらに広げていく核廃絶に向けた動きを強めていくということもありますし、広島にこれだけたくさんのお客さんが来られて、そもそも始まる前にも資料館に大行列ができている状態でした。
4月の資料館入館者は外国人が半分を超えていました。
それを今後もっと来られるという中で、どう対応していくかということを我々しっかりと受ける側としてやらなければなりませんし、もっと積極的に世界にも出るようにしていきたいと思います。
本当に素晴らしい会になりました。
皆さんもまた、どんどん広島に色んな人を送り込んでいただければという風に思います。
G7を機に広島は今,経済全体も緩やかに持ち直しつつあるという状態ですけれども、これを機に経済的にまたアクセルが踏まれるのではないかと思っております。
東京広島県人会の皆様のお力もいただきながら,さらなる発展につなげていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
改めまして本日は誠におめでとうございます。」
次に、来賓の中本隆志広島県議会議長が挨拶。緒方直之副議長と共に。
この後、県人会の木川 眞副会長が4年ぶりの開催を祝い、広島の日本酒で乾杯した。
しばし歓談のひとときを楽しみ、広島弁もあちらこちらから聞こえてきてご出席の方々の交流とともに喜びの「笑顔」が会場内に広がった。
出席された衆参両議院の各議員の紹介。(写真左から)
宮口治子参議院議員、越智俊之参議院議員、新谷正義衆議院議員、森山浩行衆議院議員、平口 洋衆議院議員、石橋林太郎衆議院議員、平林 晃衆議院議員、小林史明衆議院議員。懇親会の途中に片山さつき参議院議員が到着して紹介。
続いて県内の市長・町長の紹介。(写真左から)
三村裕史 熊野町長、石丸伸二 安芸高田市長、木山耕三 庄原市長、岡田吉弘 三原市長、奥田正和 世羅町長、入江嘉則 神石高原町長。
松井一實 広島市長の代理で、澤 裕二 広島市東京事務所長
新原芳明 呉市長の代理で、山本賢一 呉市東京事務所長
枝広直幹 福山市長の代理で、建内宏一 福山市東京事務所長
吉田隆行 坂町長の代理で、村上明雄 坂町副町長
それぞれにお名前をお呼びして、紹介。
他府県の県人会からの参加者の紹介
高舛啓次 近畿広島県人会副会長。
この後、祝電が披露された。
さらに協賛品の紹介。
広島の蔵元の日本酒、三次市と世羅町のワイン、広島市のザ・広島ブランドが会場を賑わせました。
歓談タイムに移り、時折「広島弁」で久しぶりに再会した挨拶や自己紹介が盛んに行われた。
しばらくして中央省庁から出席された方々の紹介。(写真左から)
上田康治 環境省総合環境政策統括官、有岡 宏 一般財団法人地域創造常務理事、迫井正深 内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長、前田一浩 消防庁長官、木倉敬之 全国健康保険協会理事、松岡正樹 公益社団法人国民健康保険中央会事務局長、川野宇宏 全国健康保険協会理事。
続いて、一言スピーチが行われた。
①ザ・広島ブランド
仲谷 宰 広島市経済観光局産業振興部 商業振興課課長補佐
阿部智弘 広島市東京事務所主査
②世羅町 奥田正和 世羅町長
それぞれPRをしていただいた。
さらに、東京にあります広島県、広島市、呉市、福山市の事務所 職員のご紹介。
広島県東京事務所 職員ご紹介
紹介者 弓場久司 広島県東京事務所長
広島市東京事務所 職員ご紹介
紹介者 澤 裕二 広島市東京事務所長
呉市東京事務所 職員ご紹介
紹介者 山本賢一 呉市東京事務所長
福山市東京事務所 職員ご紹介
紹介者 建内宏一 福山市東京事務所長
続いて、現況報告では、一般社団法人 東京広島県人会 金森貴哉幹事長より、決算と会員増の傾向(特に若い方の新規入会)があること。秋季役員懇親会を10月11日(水)東京ドーム、令和6年新春懇親パーティーを1月23日(火)セルリアンタワー東急ホテルで開催予定であることを報告した。
そして一般社団法人 東京広島県人会 大隈郁仁副会長が中締めの挨拶をした。参加者は「またお会いしましょう。」と挨拶をしながら役員懇親会はお開きとなった。
「ありがとうございます。」