活動報告
東京広島県人会 令和6年新春懇親パーティー
2024年(令和6年)一般社団法人 東京広島県人会 令和6年新春懇親パーティー
新年1月23日(火)セルリアンタワー東急ホテルで開催された。
新型コロナウイルス感染症も5類に移行されたとはいえ、衛生管理には十分に気をつけて、開催いたしました。
司会は大重麻衣さん。
牛島 信・東京広島県人会会長の挨拶
「会長の牛島でございます。本日は900人がお見えになると聞いております。みなさまに、あけましておめでとうございますと申し上げるべきところではございますが、みなさまご存じの通り、1月1日、能登地方で大きな地震がございました。そして翌日には羽田で大きな事故がございました。謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。謹んでお悔やみ申し上げます。
改めまして、あけましておめでとうございます。先ほど申しましたが、900人の方がお集まりでございます。本日の東京広島県人会新春懇親パーティーには、広島から湯崎県知事、中本県議会議長、松井広島市長をはじめ、各市町長、経済界の方々、さらには国会議員の方々もお見えでございます。ありがとうございます。
世界では未だウクライナ進攻が終結を見せず、人質事件から始まったイスラエルの空爆は100日を超えても和平交渉は始まっておりません。そんな中、今年、世界は大きな転機を迎えるのではないかと言う気がしております。申し上げる間でもなく、今年は選挙の年でございます。1月すでに台湾で総統選挙がございました。2月にインドネシア、3月はロシア、4月にインド、6月はメキシコとEU、そして7月には東京都知事、9月に自民党総裁選、そして11月にはアメリカの大統領選挙と、次々と世界の人口の多い国々の指導者が国民の審判を仰ごうとしています。
そして、その中で、我が広島県広島の力がますます評価されていくのではないかと思っております。広島は先ほど申し上げました湯崎県知事、松井市長をはじめとした盤石な指導者の方がいらっしゃると思っております。また、新しいサッカースタジアムが2月に開場と伺っております。そして、来年には新しい広島駅がスタートすると伺っております。新しい力の礎が広島に築かれる年になるのではないかと大きな期待を持っております。
東京広島県人会は、広島という故郷を出てきたもの、そして、何かしら広島に縁のあるものが相集って、何とか広島のお役にたとうではないかという、そのための組織でございます。今年こそ、これまで以上に少しでも広島のためにお役に立ちたいと思っております。どうかみなさま、よろしくお願いいたします。みなさまのお力添えで、何とか広島県人会も広島の役に立つ、そんな日が来たと思っております。最後になりますが、本年が皆様にとりましてより良き年となりますように心からお祈り申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。」とご挨拶された。
来賓の湯﨑英彦・広島県知事のご挨拶
「みなさま、あけましておめでとうございます。先ほど牛島会長からもございましたように、年初から震災で大変多くの方がお亡くなりになり、また今も避難所で苦しんでおられます。心からお見舞いを申し上げたいと思いますし、我々広島県としても、すでに医療チームや警察等、救命あるいは医療関係の支援を出させて頂いております。また、その他の様々な被災者向けの支援、これは実際には地元の市や町を応援する形になるのですが、多くの人員を派遣して支援する予定になっております。我々もこれまでの不幸等で大変多岐にお世話になりました。今回はお返しをして参りたいと思っております。
さて、東京広島県人会、今年はコロナの制約が取れて初めての開催となり、多くの皆様がお集まりで、盛大に開催されることを心からお慶び申し上げたいと思います。また東京広島県人会のみなさま方には、平素から我われ広島県の発展に多大なるご支援、ご協力を賜っているところでございまして、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
恒例でございますので、今の広島の状況をご報告させて頂きたいと思います。(が、みなさま、早くご飯を食べたい、いろんな人と話をしたいと思っていると思いますので、出来るだけ短く、簡単にさせて頂きたいと思います。)
まず昨年は何といっても、G7広島サミットがございました。これがサミットの歴史上、大成功であったサミットであったことは間違いがありません。我々広島も、オール広島でサミットのサポートをさせて頂きましたけれども、広島からの平和のメッセージの発信、広島の魅力の発信、そして若者にレガシーを残していく、この大きな3つを大変しっかりと達成することができたのではないかと思っております。実際にサミットの経済効果というのは1,200億円くらい。そして、この広島からの発信、世界への発信ですが、これを広告換算でどれくらいだと思いますか? 8,800億円。8,800億円分の情報が広島から世界へ発信されたということで、世界中に「広島」「ひろしま」「HIROSHIMA」というふうに、昨年はみなさまにご覧いただいたということです。そして、サミット後の経済効果ですが、1,600億円くらい予想されておりまして、実際に、例えば宮島は、昨年はまだコロナの制約があったにも関わらず過去最高の入島者数、しかも100円の税を取るようになったにも関わらず過去最高を記録しました。今年度はますます来られると思いますし、平和資料館も記録的な来館者数で、来館者の行列に市長も頭を悩ましているような状況でございます。そのようなことも含めまして、広島の景気も緩やかに回復しているようなところで、今、上り調子という事であります。
今日は、カープ新井監督、サンフレッチェのアンバサダー森崎さんもいらっしゃっていて、カープは昨年2位で今年はますます上昇、そしてサンフレッチェは新しいスタジアムですので、みなさん早くチケットを買ってください。また買えなくなるといけないので、ぜひ早く買って広島へ応援に来て頂きたいと思います。そしてドラゴンフライズですね、(今、言え言えというような合図を頂きましたけれども)、B1に上がって昨年、非常に良い成績で。今年はちょっと借金を抱えそうになった時もありましたが、ますます活躍してもらって。ドラゴンフライズの課題は新しいアリーナを造るという事で、これはみなさんに広島に来て頂いて、観客が年間平均4,000人はいないといけない、新しいアリーナを造らないといけないという事で、みなさまに応援して頂きたいと思います。(これ以上話すと、みなさん飽きてくると思いますので、そろそろ終わりにしたいと思いますが、)G7の追い風を受けながら、このようにスポーツの盛り上がりもあり、さらに我々はインクルーシブスポーツにも取り組んでおりまして、昨年初めて全県民で楽しもうというイベントも行っており、今年もさらに盛り上がっていくような雰囲気でございます。
今、広島は上り調子でありますので、今年もぜひ広島に来ていろいろ楽しんで頂きまして、広島の盛り上がりを応援して頂ければと思います。我々も精いっぱい頑張って参りますので、ぜひよろしくお願い致します。本日は本当にありがとうございます。」とご挨拶された。
中本隆志・広島県議会議長からのご祝辞
「みなさま、こんばんは。いつも大変お世話様になっております。県議会議長の中本隆志でございます。そして、大変遅まきながらではございますが、新年あけましておめでとうございます。新しい年の幕開けを皆様方お揃いで、様々な新しい思いでお過ごしのことと心よりお慶びを申し上げます。また皆様方には、平素より広島に関する様々な活動を通じまして、多大なるご貢献を頂いておりますことに対しまして、私からも心より敬意を表さして頂きたいと存じます。
先ほどからお話がありますように、今年の1月1日、能登半島の大地震、そして羽田空港における不注意による大事故が起きてしまいました。被災されました地域の皆様方に心よりお見舞いを申し上げますと同時に、お亡くなりになりました方々に対しまして、心より哀悼の誠を捧げたいと存じます。
この事のように、近年、私たちを取り巻いております環境は、度重なる災害でありますとか、新型コロナウイルスや様々なウイルスとの闘い、また少子高齢化社会における様々な弊害の問題、またこの時代になってあろうはずがない世界中で起きている戦争と、本当にいつどこで何が起こるかわからない、先行き不透明の激動の混迷の時代背景の中にあるわけでございます。しかしながら、どんな困難な時代であっても、我々はこの令和の時代を駆け抜けていかなければなりません。今現在、我々県議会といたしましても、まずは誰もが安心して生活をすることの出来る社会の実現、そして、みんなで広島に生まれ、育ち、住んで、そして働いて良かったと心から思える広島の実現を目指して、懸命に全力で活動を進めさせていただいております。
そうした中で、昨年の5月に新型コロナウイルスが5類に移行してから、本当に様々な潮の流れが変わって参ります。まずは、今まで閉ざされていました人と人との絆を取り戻すことが出来つつあります。今日まさに、このように制限なしに皆様と会合を開けるようになりました。そして、経済の方もサービス業、観光業を中心にその数字が右肩上がりに上がりつつあり、そして何と言いましても我々広島にとりましては、昨年5月のG7広島サミットの大成功によりまして、世界中に、広島から核廃絶、世界恒久平和、そして広島のあふれる魅力を発信することができた、本当に先ほど知事も申し上げましたように大成功に終わったサミットであったと思います。
このサミットは開催するだけでは何の意味もありません。この開催した効果、意味合いを打ち出していく、そのことを来年度の政策に実現していく、それは急がせて頂いております。そして、コロナ前と今の状況は様々なことが変わってきておりますので、やはり今までの概念にとらわれることなく、今の時代にあったタイムリーな政策、ここに新しい考え方の政策に作りかえていく、このことも我々は急いでやらなくてはならないと思っております。
そういった意味で皆様方におかれましても、日々まだまだ何が起こるかわからない、また不安な毎日が続いていると思いますが、今までこの東京や様々な中で培われたキャリア実績を十二分に生かされ、引き続き家業発展のため、地元地域発展のため、そして広島県発展のために全力でまたお力添えを頂きたいと思います。我々も全力で取り組みを進めて参りますので、本年もどうかよろしくお願い申し上げます。終わりにあたりまして、本日お集まりの皆様方、今後ともそれぞれの分野におきまして、ますますご健勝にて、ご活躍されますことを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。」とご挨拶された。
松井一實・広島市長からのご祝辞
「改めて皆様、あけましておめでとうございます。先ほど、知事さん、議長さんから広島県の状況のお話がありましたので、私は私の興味ある視点から広島の紹介をさせて頂きたいと思います。
その前に、能登半島地震に対しましては、今日現在で広島市からは18名が派遣されておりまして、現地で頑張っております。15日段階では37名といわれておりましたが、非常に状況が悪いもので、入れ替えながら多くの県市町が一緒になってこの問題を解決するという体制で行っていることをご報告させていただきます。
その上で、昭和22年創立以来、広島と東京をつなぐ、そして皆様方の愛を温めるための集まりが続いておりまして、広島を皆様方の力によって支えて頂いていると承っております。そして今日、実は初めて牛島会長ともお会いしまして、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
その上で私の興味ですが、テーブルを見てください。お酒が1本ございます。「大林千年」、聞いたことがある方は少ないと思いますが、このお酒の宣伝をさせて頂こうと思います。この「大林千年」は、大林地区が千年先も集落として存続してほしいと願いを込めて作ったお酒でございまして、実は住んでいる場所、広島で2014年豪雨災害がございまして、田畑が荒れました。それをボランティアの方とみんなで一生懸命になって耕しまして、そこで作ったお米、「照日米」を使って作ったお酒でございまして、今、ふるさと納税で出せるようにしておりまして、地元の方にお願いしまして、今日のテーブルに1本ずつお出ししていますので、その心意気を感じて飲んで頂けると嬉しいなと、また、ぜひご利用いただきたいなと思っております。そして、ザ・広島ブランドのブースがございます。これは83の事業者111品を選定していますが、いろんな意味で広島を応援して頂くときに、広島が良くなっているということ、地元の力をつけるための押しをして頂けるとありがたいと思いますので、みなさまどうかよろしくお願いいたします。
最後に、地元の最新情報を知りながら、地元故郷の目で、それぞれの地で頑張っていただき、世界に貢献する、地元に貢献する、そんな気持ちで皆様とご一緒にいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶された。
大竹美喜・東京広島県人会名誉会長ののご紹介
各出席者が紹介され、広島の経済界から平田圭司・広島商工会連合会会長、森永 力・広島公立大学法人・副理事長兼県立広島大学学長、有信睦弘・広島公立大学法人・副理事長兼叡啓大学学長、寄谷純治・公益財団法人ひろしま産業振興機構・副理事長、山邉昌太郎・一般社団法人広島県観光連盟・常務理事が紹介された。
衆議院からは、石橋林太郎議員、日下正喜議員、小島敏文議員、小林史明議員、佐藤公治議員、新谷正義議員、寺口稔議員、平口洋議員、平林晃議員、参議院からは、越智俊之議員、三上えり議員、宮口治子議員、森本真治議員、井上哲士議員、片山さつき議員、塩村あやか議員が紹介された。
続いて県内の市長、町長の皆さん。松井一實広島市長,新原芳明呉市長、今榮敏彦竹原市長、岡田吉弘三原市長、平谷祐宏尾道市長代理内海直子産業部長、枝広直幹福山市長、小野申人府中市長、福岡誠志三次市長、木山耕三庄原市長、入山欣郎大竹市長、高垣廣徳東広島市長、廿日市市長代理原田忠明副市長、石丸伸二安芸高田市長、明岳周作江田島市長。続いて竹野内啓佑海田町長、三村裕史熊野町長、吉田隆行坂町長、橋本博明安芸太田町長、箕野博司北広島町長、谷川正芳大崎上島町長、奥田正和世羅町長、入江嘉則神石高原町長が紹介された。
そして改めて東京広島県人会の役員の紹介。
牛島 信会長、大竹美喜名誉会長、山根昌久副会長、住川雅洋副会長、森信茂樹副会長、木川眞副会長、池田晃治副会長、菖蒲田清孝副会長、大隈郁仁副会長が紹介された。
そして木川 眞副会長が郷土広島の日本酒を高く掲げて乾杯をして懇親パーティーがスタート、会場のあちこちで懇談や名刺交換などが賑やかに始まった。
しばし親密な懇談が続いた後、各界で活躍する関係者が紹介された。
まずはスポーツ界から、広島東洋カープの松田一宏代表取締役常務・オーナー代行、新井貴浩・広島東洋カープ監督、サンフレッチェ広島の仙田信吾代表取締役社長、森崎浩司・広島サンフレッチェ・アンバサダー、広島ドラゴンフライズの浦伸嘉代表取締役社長、はつかいちサンブレイズの岩谷美里選手兼監督が登壇した。
新井貴浩・広島東洋カープ監督、松田一宏代表取締役常務・オーナー代行が壇上からご挨拶をいただき、会場からは大きな拍手とともに賑やかな声援が飛び交った。
森崎浩司・広島サンフレッチェ・アンバサダー、サンフレッチェ広島の仙田信吾代表取締役社長も登壇いただき、ご挨拶をいただいた。
会場内には、広島県の日本酒はもちろん、瀬戸内のGINやワインもたくさん用意。料理もいろいろさまざまにお好みに合わせて、お楽しみいただきました。
アトラクションのひとつ、MONONOFU GUILD × 我龍
演武と和太鼓での大迫力のステージは大いに盛り上がりました。
続いて、広島の武家茶道・上田宗箇流の上田宗冏御家元、広島交響楽協会理事長の妹尾雅雄さん、ヴィオラ奏者の沖田孝司さん、落語家の柳家福治さん、俳優の山口良一さん、女優の寺本莉緒さん、タレントの塚本恋乃葉さん、エアピストルの北嶋那実子さん、サッカー解説者の木村和司さん、スポーツジャーナリストの吉田貴志さん、歌手の松瀬一昭さん、トライアスリートの福元哲朗さんが紹介された。代表して、上田宗冏さんからご挨拶をいただいた。
ヴィオラ奏者・沖田孝司さん、ピアノ伴奏・沖田千春さんと共に歌手・歌心りえさんが素敵な演奏を共演した。
そして、広島市経済観光局商業振興課より「広島ブランド」のPR、ひろしま都市犬『はっしー』が登壇。呉市の観光PR、広島交響楽協会理事長の妹尾雅雄さまのPR、広島大学・副学長の田原栄俊さまのPR、きらめき彫刻祭の村岡佑樹さまのPRが介された。
ひろしま都市犬『はっしー』(左端)
特別企画「ダブる抽選会」ではスポーツ選手直筆サイン入りグッズも当たることから会場からは当選番号の発表とともに大きな歓声があちらこちらからあがった。
ご来場の方全員に当たる「抽選・賞品お渡しコーナー」ではご協賛をいただいた各社の魅力的な品々を「笑顔」いっぱいにしてお受け取りいただきました。
最後に東京広島県人会の森信茂樹副会長が中締めの挨拶をして、楽しい開催となった令和6年の新春懇親パーティーが幕を閉じた。
ご協賛をいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。「ありがとうございます。」