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東京広島県人会

事務局便り

【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより⑧

新連載 ―「人生学」講義 第1回 ―
2016年11月29日(火)広島県東京事務所会議室で開催した第1回学生応援セミナーの講義を連載でお届けいたします。
第1回目の講師は、東京広島県人会会長の大竹美喜氏(1939年生まれ。1974年アメリカンファミリー生命保険会社日本社を創業。2013年教育再生実行会議有識者委員)です。

 

「人生学」講義 第1回 大竹美喜氏
【8】学生からの質問②

学生:
哲学するということが重要だ、と。アメリカに行かれて、キリスト教に出会ったというのも、今までの生い立ちがあったからこそ導かれるようにしてキリスト教との出会いがあったと思うのですけど、ものすごくエネルギッシュで、ちょっと尖った人生を歩んでこられて、その中で悩んだりすることはあるんですか。
大竹氏:
もちろん、哲学は悩みなんですよ。哲学という言葉を皆さん重く受け止めていらっしゃるかもわかりませんが、皆さん毎日哲学しているわけです。私もそうです。

平坦な道のりではないのですが、先ほど申しましたように、本当に思いがけないことに遭遇するわけですよ、人生って。それは早いか遅いかの違いもありますし、あるいは平坦な道のりをずっと歩んで人生を終える場合もあるかもしれません。だけど、私が申し上げたいのは、私の人生について語ったわけで、皆さんの人生は違うかもしれない。だからそれは十人それぞれ違った道を歩んでいかれることと思うんですが、ただ共通な部分もあるんですね。

やっぱり何かというと、哲学するということはどんな仕事をやっていても必要なことなんですよ。その哲学という言葉が重い言葉だから誤解されちゃいけないんですが、たとえば私は小学校の頃から、寝る前に30分か1時間、必ず今日の一日のことについて振り返って考える習慣ができちゃったんです。これが哲学だと私なりに思っているんです。

一日というのはね、人生の中で今日は今日で終わりでございますから、再び今日が戻ることはないわけで、「日々新たなり」という言葉がありますけど、まさに一日一日が新しい出発なんですよね。そうしてくるとやはり今日という日はすごく重要だと、自分が自分に言い聞かせることを私はしてきました。今日は今日で終わりなんですよ。そうすると一日というのは決して無駄にできない。そのことを哲学してたわけですよ。

哲学という言葉は、どうか皆さん重く受け止めないで、毎日お考えになっていることが哲学なんですよ。とにかく決してあきらめることなく、自分の力で、人生を切り開いていっていただきたい。大胆な挑戦をしていただきたい。無限大の人生が開けますから。それはエールとしてお送りしたい。

 

>【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより①
>【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより②
>【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより③
>【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより④
>【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより⑤
>【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより⑥
>【「人生学」講義】 第1回学生応援セミナーより⑦


第2回広島U-30応援セミナーの会場はTAUに変更になりました。

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